【老後資産の守り方!はじめての債券投資と安心の出口戦略ガイド】③9章~11章

このタイトルを発信している間にトランプ関税15%が発表されました。日経平均は暴騰していますが、さてみなさんは債券投資と株式投資どちらをコア投資に。。。。。


第9章:高配当株・米国株・仮想通貨・コモディティとの組み合わせ

債券を「守りの資産」とするなら、株式・仮想通貨・コモディティは“攻め”や“ヘッジ”の要素になります。バランスを意識した配置がカギです。


🔹 日本高配当株との連携

項目内容
狙い安定配当によるインカムゲイン(円建て)
候補銘柄三菱UFJ、JT、INPEX、KDDI、住友商事など
特徴為替リスクなし。生活費の補填に有効

💡債券利息はドル建て、株配当は円建てにすることで通貨分散にもつながります。


🔹 米国株投資信託・ETFとの連携

商品例内容
VOO(S&P500)成長重視の米国代表ETF
VYM(高配当株)インカム重視のバリュー株中心
eMAXIS Slim米国株式長期積立向け、信託報酬が超低コスト

💡債券と合わせて使うことで、株価下落時のクッションになります。


🔹 仮想通貨(BTC・ETH)はスパイス的に

仮想通貨はボラティリティが高いですが、**非中央集権的な資産として「将来の保険」**という役割も。

| 配分目安 | 5%以内(コールドウォレット管理推奨) |
| 推奨銘柄 | ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH) |
| 管理方法 | SBI VCトレード、bitFlyer、Ledger等 |

💡価格変動に耐えられる範囲で、余剰資金から少額投資が理想です。


🔹 コモディティ(金・銀・銅・プラチナなど)

商品特徴
金(GLD)通貨不安時の「安全資産」代表格
銀(SLV)工業用途もあり、景気回復局面で上昇しやすい
プラチナ(PPLT)EVや水素経済の素材として注目されている
銅(COPX)インフラ投資、電動化社会に強く連動

💡インフレ局面では金と銀の役割が債券の弱点を補完します。


第10章:出口戦略とリスク管理の考え方

債券やインカム資産の最大の魅力は「売らずに収益が得られること」。
でも、最終的にどう引き出して、どう生活費に変えるのかが重要です。


✅ 生債券を使った“オート償還”型戦略

  • 2年、3年、5年など満期を段階的に配置(ラダー)
  • たとえば、65歳〜75歳までの10年間に
    • 毎年200万円ずつ償還される構成
    • 自動的に「生活費+再投資資金」を生み出す

💡売却判断の必要なし=高齢期に優しい運用


✅ ETF+現金+預金での調整

ETFは相場次第でキャピタルゲインを狙える一方、暴落時の売却は避けたいもの。

CPのおすすめ戦略:

  • 必要生活費の2年分は現金または短期債に置いておく
  • ETFは分配金だけを使い、元本にはなるべく手をつけない
  • 大型支出が見込まれる年は、事前に償還される債券で対応

✅ リスク管理の3本柱

リスク対策
為替リスクドル建て×円建ての通貨分散/円ヘッジ付き投信活用
金利変動短期+長期の組み合わせ(バーベル戦略)で調整
暴落リスク債券の比率を年齢に合わせて徐々に増やす

🔁 年齢別の出口戦略イメージ

年齢投資比率調整イメージ
60代前半株式40:債券50:現金10
70代株式20:債券60:現金20
80代株式10:債券60:現金30(ほぼ保守型)

第11章:まとめ 〜人生100年時代にふさわしい債券投資戦略〜

✅ 株が好調な今だからこそ、「守りの資産」である債券に注目すべき時期です。
✅ 特に生債券は高齢期の投資家にとって“売らずに収益が得られる”理想的な仕組み
✅ ETFは便利だけど、「出口戦略」が難しくなる点は要注意です。
バーベル戦略はアクティブな60代に、ラダー戦略は安心を求める70代以降に最適です。


💬 最後にひとこと

株で増やし、債券で守り、分散で生き延びる!
長文お付き合いありがとうございました。これが資産運用の本質であり、老後資産の正しい姿ではないでしょうか。😊
あなたの未来を支える“第二の年金”として、債券はきっと強い味方になります。

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