このタイトルを発信している間にトランプ関税15%が発表されました。日経平均は暴騰していますが、さてみなさんは債券投資と株式投資どちらをコア投資に。。。。。
第9章:高配当株・米国株・仮想通貨・コモディティとの組み合わせ
債券を「守りの資産」とするなら、株式・仮想通貨・コモディティは“攻め”や“ヘッジ”の要素になります。バランスを意識した配置がカギです。
🔹 日本高配当株との連携
項目 | 内容 |
狙い | 安定配当によるインカムゲイン(円建て) |
候補銘柄 | 三菱UFJ、JT、INPEX、KDDI、住友商事など |
特徴 | 為替リスクなし。生活費の補填に有効 |
💡債券利息はドル建て、株配当は円建てにすることで通貨分散にもつながります。
🔹 米国株投資信託・ETFとの連携
商品例 | 内容 |
VOO(S&P500) | 成長重視の米国代表ETF |
VYM(高配当株) | インカム重視のバリュー株中心 |
eMAXIS Slim米国株式 | 長期積立向け、信託報酬が超低コスト |
💡債券と合わせて使うことで、株価下落時のクッションになります。
🔹 仮想通貨(BTC・ETH)はスパイス的に
仮想通貨はボラティリティが高いですが、**非中央集権的な資産として「将来の保険」**という役割も。
| 配分目安 | 5%以内(コールドウォレット管理推奨) |
| 推奨銘柄 | ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH) |
| 管理方法 | SBI VCトレード、bitFlyer、Ledger等 |
💡価格変動に耐えられる範囲で、余剰資金から少額投資が理想です。
🔹 コモディティ(金・銀・銅・プラチナなど)
商品 | 特徴 |
金(GLD) | 通貨不安時の「安全資産」代表格 |
銀(SLV) | 工業用途もあり、景気回復局面で上昇しやすい |
プラチナ(PPLT) | EVや水素経済の素材として注目されている |
銅(COPX) | インフラ投資、電動化社会に強く連動 |
💡インフレ局面では金と銀の役割が債券の弱点を補完します。

第10章:出口戦略とリスク管理の考え方
債券やインカム資産の最大の魅力は「売らずに収益が得られること」。
でも、最終的にどう引き出して、どう生活費に変えるのかが重要です。
✅ 生債券を使った“オート償還”型戦略
- 2年、3年、5年など満期を段階的に配置(ラダー)
- たとえば、65歳〜75歳までの10年間に
- 毎年200万円ずつ償還される構成
- 自動的に「生活費+再投資資金」を生み出す
- 毎年200万円ずつ償還される構成
💡売却判断の必要なし=高齢期に優しい運用
✅ ETF+現金+預金での調整
ETFは相場次第でキャピタルゲインを狙える一方、暴落時の売却は避けたいもの。
CPのおすすめ戦略:
- 必要生活費の2年分は現金または短期債に置いておく
- ETFは分配金だけを使い、元本にはなるべく手をつけない
- 大型支出が見込まれる年は、事前に償還される債券で対応
✅ リスク管理の3本柱
リスク | 対策 |
為替リスク | ドル建て×円建ての通貨分散/円ヘッジ付き投信活用 |
金利変動 | 短期+長期の組み合わせ(バーベル戦略)で調整 |
暴落リスク | 債券の比率を年齢に合わせて徐々に増やす |
🔁 年齢別の出口戦略イメージ
年齢 | 投資比率調整イメージ |
60代前半 | 株式40:債券50:現金10 |
70代 | 株式20:債券60:現金20 |
80代 | 株式10:債券60:現金30(ほぼ保守型) |

第11章:まとめ 〜人生100年時代にふさわしい債券投資戦略〜
✅ 株が好調な今だからこそ、「守りの資産」である債券に注目すべき時期です。
✅ 特に生債券は高齢期の投資家にとって“売らずに収益が得られる”理想的な仕組み。
✅ ETFは便利だけど、「出口戦略」が難しくなる点は要注意です。
✅ バーベル戦略はアクティブな60代に、ラダー戦略は安心を求める70代以降に最適です。
💬 最後にひとこと
株で増やし、債券で守り、分散で生き延びる!
長文お付き合いありがとうございました。これが資産運用の本質であり、老後資産の正しい姿ではないでしょうか。😊
あなたの未来を支える“第二の年金”として、債券はきっと強い味方になります。


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