こんにちは、みなさん!今日は、60代の方々にとって非常に重要なテーマについて話したいと思います。筆者も60歳定年を迎え継続雇用となり所得の激減となりました、このタイミングでの新NISA、少しでも投資を行い老後(すでに老後?)の足しにになればと思い投稿しました。この年齢からの投信はリスクを考えて行いたいものです。さて新NISA口座を利用し10年間投資する場合、「毎月分配型」と「無分配型」の投資信託、どちらが適しているでしょうか?
新NISA口座のおさらい
まず、新NISA口座の特徴を簡単におさらいしましょう:※https://favorite-song.com/nisa/
- 成長投資枠(年間120万円)と安定運用枠(年間20万円)がある(枠合計1,800万円)
- 非課税期間が無期限
- 成長投資枠は幅広い金融商品、安定運用枠は低リスク商品に限定
60代の投資家にとっての10年間投資
60代で10年間の投資を考える場合、以下の点が重要です:
- 安定性:退職後の生活に影響を与えないよう、安定性を重視
- インカムゲイン:定期的な収入の確保
- 適度な成長:インフレに負けない程度の資産成長
- 流動性:急な出費に備えた換金のしやすさ(これ大事!)
毎月分配型 vs 無分配型
それでは、新NISA口座を使用した10年間の投資において、それぞれのタイプを比較してみましょう。
毎月分配型
メリット:
- 定期的な現金収入が得られる(不労所得最高です。)
- 心理的な安心感
- 新NISAの安定運用枠で活用しやすい
デメリット:
- 分配金に応じて基準価額が下がる
- 長期的な複利効果が弱まる可能性
無分配型
メリット:
- 複利効果による長期的な資産成長
- 新NISAの成長投資枠で活用しやすい(再投資にすると配当金でNISA枠消費)
- 必要に応じて売却して収入を得られる柔軟性
デメリット:
- 定期的な現金収入がない
- 資産価値の変動が大きい可能性
新NISA口座での10年投資戦略
60代で10年間の投資を考える場合、以下のような戦略が考えられます:
- バランス型アプローチ
- 成長投資枠(120万円):70%を無分配型、30%を毎月分配型
- 安定運用枠(20万円):100%毎月分配型
- このアプローチでは、成長性と安定性のバランスを取りつつ、定期的な収入も確保できます。
- インカム重視型アプローチ
- 成長投資枠(120万円):50%を無分配型、50%を毎月分配型
- 安定運用枠(20万円):100%毎月分配型
- こちらは、より多くの定期的な収入を重視する方向けです。
- 成長重視型アプローチ
- 成長投資枠(120万円):100%無分配型
- 安定運用枠(20万円):100%毎月分配型
- 長期的な資産成長を重視しつつ、安定運用枠で安定収入を確保します。
10年後の資産形成シミュレーション
仮に、年間140万円(成長投資枠120万円、安定運用枠20万円)を10年間投資し、年平均リターンを4%と仮定した場合:
- バランス型アプローチ:約1,660万円(うち分配金約230万円)
- インカム重視型アプローチ:約1,620万円(うち分配金約320万円)
- 成長重視型アプローチ:約1,700万円(うち分配金約140万円)
※ これはあくまで簡易的なシミュレーションです。実際の運用成績は市場環境により大きく異なります。(60歳すぎて年140万円投資って・・・退職金や積立保険満期金?)
結論:60代の10年投資、どちらを選ぶ?
結論としては、「バランス型アプローチ」をベースに、ご自身の状況に応じて調整することをおすすめします。
- 定期的な収入が必要な方:インカム重視型に傾ける
- 資産の成長をより重視する方:成長重視型に傾ける
大切なのは、ご自身の生活設計に合わせてカスタマイズすることです。また、定期的に資産配分を見直し、必要に応じて調整することも忘れずに。
最後に
新NISA口座を活用した60代の10年投資は、安定性と成長性のバランスが鍵となります。このブログを参考にしつつ、ご自身の状況やニーズに合わせて最適な戦略を選択してください。筆者においてはキャッシュフロー重視の為、基本的には分配金を受け取る方針です。さすがに老齢年金のみでは物価上昇も踏まえ豊かな老後生活をおくれるか不安なので分配金があれば安心感があり心に余裕が生まれます。
投資にはリスクが伴います。必要に応じてファイナンシャルアドバイザーに相談することをおすすめします。みなさんの10年後の資産形成が成功することを願っています!
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