65歳からの3000万円資産運用術:寿命までに枯渇しない安心ポートフォリオ設計/GPIF式!

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65歳での退職後、資産3,000万円を運用し、87歳までに枯渇しないポートフォリオの設計には、リスク許容度に応じた適切な分散と、持続可能な引き出し計画が重要です。目標は年金150万円を補完しつつ、資産が長期間にわたり安全に運用されることです。GPIFのポートフォリオも参考にしながら、リスクを分散し、安定した収益を確保できる構成を提案します。

仮説

年齢: 65歳  資産: 3000万円  目標: 87歳まで資産が枯渇しない  年金: 年額150万円  リスク許容度: 中程度(65歳で87歳まで生きると想定)  投資経験: あり

ポートフォリオ設計の基本方針

  1. リスク管理: 65歳という年齢を考慮し、リスク資産への配分は控えめにしますが、資産の長期的な成長も必要です。
  2. 安全資産と成長資産のバランス: 債券などの低リスク資産で安定収益を確保しつつ、株式やREITなどの成長資産でインフレに対応。
  3. 税金対策: 退職後の税負担を抑えるため、NISAやiDeCoのような税制優遇口座を活用することを考慮。

GPIFポートフォリオを参考にしたポートフォリオ案

GPIFのポートフォリオ(国内債券25%、国内株式25%、外国債券25%、外国株式25%)を基本にしつつ、年齢とリスク許容度に合わせた修正を行います。

ポートフォリオ提案

1. 安全資産(債券、現金):60%

  • 国内債券(35%): 安定した利息収入を得るため、国債や高格付けの社債を中心に投資。
  • 外国債券(10%): 外貨建て債券を少し取り入れ、利回りを高めます。ただし、為替リスクを考慮し、投資額は控えめに。
  • 現金または短期債券(15%): 緊急用資金や生活費の確保のために現金または短期債券を保有する。市場の急変に対応できるよう流動性を確保。

2. リスク資産(株式):30%

  • 国内株式(15%): 配当金が安定している大型株を中心に、リスクを抑えつつ成長を狙います。高配当株投資も有効。
  • 外国株式(15%): グローバル市場の成長を取り込むため、米国株を中心に配分。特にインデックスファンド(オールカントリーやS&P 500など)を活用。

3. 不動産投資信託(REIT):10%

  • 不動産への分散投資としてREITに投資。安定した配当が期待できるため、追加のキャッシュフロー源として有効です。

具体的な資産配分

  • 国内債券:1,050万円(35%)
  • 外国債券:300万円(10%)米国債券(トレジャリーノートぐらい)
  • 現金・短期債券:450万円(15%)(※ゴールド)
  • 国内株式:450万円(15%)投資信託または高配当株または個別株
  • 外国株式:450万円(15%)投資信託または高配当株または個別株
  • REIT:300万円(10%)いちごホテルリート投資法人等     

 上記のポートフォリオを維持するためにも定期的なリバランスは必要です。

資金の引き出し戦略

資産の引き出し戦略として、年間生活費として300万円が必要だと仮定します。年金から150万円を受給しているため、残りの150万円をポートフォリオから引き出す必要があります。以下のような戦略を検討します。

  1. 引き出し率4%ルール:資産の4%を年間で引き出すルールに基づき、3,000万円の4%で年間120万円を引き出す。年金と合わせると270万円となり、節約が可能な生活であれば持続可能です。
  2. 動的引き出し: 市場が好調な時は多めに引き出し、不調な時は引き出しを抑えることで資産の長期維持を目指します。

税金対策

  1. NISA: 非課税口座を活用し、株式やREITの配当金や売却益に対する税金を回避。特に長期のインデックスファンド投資に有効です。
  2. iDeCo: 個人型確定拠出年金を利用して、年金としての資産を積み立てる。拠出時に所得控除が受けられ、運用益も非課税。
  3. 税効率の良い資産運用: 国内債券やインデックスファンドの低コストな運用を心がけ、運用益にかかる税負担を最小限に抑えます。

65歳退職時点での みなさんの保有資産はそれぞれ異なると思います、投資は時間を味方にしてコツコツとが王道ですが・・・・65歳とは言え平均寿命が医学の進歩で今後伸びると仮定すると後20年以上生活することになります、ゆえに20年以上も投資期間があるのです。家族に迷惑をかけず資産を運用しつつ豊かな生活をおくる為に頑張っていきましょう!



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