SCHD連動型ファンド比較:SBI・Sと楽天の高配当株式ファンドを徹底解説

米国の高配当株式に投資する際、シュワブ・米国配当株式ETF(SCHD)への関心が高まっています。日本国内でも、このSCHDに連動する投資信託が登場し、投資家の注目を集めています。9月に楽天証券から設定され短期間で時価総額を爆発的に増やしています。

SBI証券でも設定してほしいという声が聞かれていましたが、いよいよ設定されることになりました。今回は、SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)と楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)の2つのファンドを比較し、それぞれの特徴や違いを詳しく解説します。

1. ファンドの概要

  • SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)
    • 設定日: 2024年12月20日(予定)
    • 投資対象: シュワブ・米国配当株式ETF(SCHD)
    • 信託報酬: 年率0.1238%程度
    • 分配頻度: 年4回
    • 特徴: 米国の高配当株式100銘柄に分散投資し、配当収益の確保と中長期的な値上がり益を目指します。
      SBI証券
  • 楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)
    • 設定日: 2024年9月18日
    • 投資対象: シュワブ・米国配当株式ETF(SCHD)
    • 信託報酬: 年率0.192%
    • 分配頻度: 年4回
    • 特徴: SCHDを通じて、米国の高配当利回り銘柄100社に投資し、配当収益の確保と中長期的な値上がり益を目指します。
      楽天証券

両ファンド共、新NISA成長枠口座での運用が可能であり、分配金や売却益が非課税となるため、効率的に資産を増やすことができます。ただし高配当株の為、特定での運用もありです。下記をご参照ください。

2. 投資対象の詳細

両ファンドとも、米国の高配当株式に投資するETFであるSCHDを主要投資対象としています。SCHDは、ダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックスに連動し、10年以上連続して配当を支払っている米国企業100社で構成されています。これにより、安定した配当収益と中長期的なキャピタルゲインの両方を期待できます。

3. 信託報酬の比較

  • SBIファンド: 年率0.1238%程度
  • 楽天ファンド: 年率0.192%

SBIファンドの方が信託報酬が低く、コスト面で有利です。長期的な投資を考える際、信託報酬の差はリターンに影響を与える可能性があるため、注意が必要です。

4. 分配頻度と決算日

両ファンドとも年4回の分配を行いますが、決算日が異なります。

  • SBIファンド: 毎年3月、6月、9月、12月の各19日
  • 楽天ファンド: 毎年2月、5月、8月、11月の各25日

分配金の受け取りタイミングを重視するかたは、この点も考慮すると良いでしょう。

5. まとめ

SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)と楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)は、いずれもSCHDを主要投資対象とし、米国の高配当株式への投資を通じて、安定した配当収益と中長期的な値上がり益を目指すファンドです。

選択のポイント:現状お持ちの口座での導入が効率的ではありますが・・・

  • コスト重視: 信託報酬が低いSBIファンドが有利です。
  • 運用実績重視: 楽天ファンドは既に運用を開始しており、多少実績がありますがほぼ同じです。
  • 分配金の受け取りタイミング: 分配金の受け取り月が異なるため、自身の資金計画に合わせて選択すると良いでしょう。(毎月配当を受け取りたい方は両ファンドに投資するのもありか?)

最終的な選択は、ご自身の投資目的やリスク許容度、資金計画に合わせて判断されることをおすすめします。

SCHDの詳細はこちらから 



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