株式市場には、年に数回「空気が変わる日」があります。
それが SQ(特別清算指数) です。
普段は静かな相場でも、SQ前後では値動きが荒れ、
時にはトレンド転換の起点にもなります。
そしてこの動きは、
VIX(恐怖指数)とも密接に関係しています。
本記事では、
・SQとは何か
・メジャーSQがなぜ重要なのか
・VIXとの関係
・実戦でどう活用するか
・債券ETF(2255/2621)との連動
まで徹底解説します。
第1章:SQとは何か?基礎から整理する
1-1 SQの正式名称
SQとは
Special Quotation(特別清算指数)
先物・オプションの最終決済価格です。
日本では主に
大阪取引所で算出されます。
1-2 いつ発生するのか?
毎月第2金曜日がSQ。
その中でも重要なのが
3月・6月・9月・12月の
メジャーSQ
理由は:
・先物
・オプション
が同時に清算されるからです。
1-3 SQ値の決まり方
SQ値は、その日の寄り付き価格で決まります。
対象は
日経平均株価構成225銘柄。
つまり
👉 9:00の始値がすべて
そのため、
・寄り付き前の気配が乱高下
・大量成行注文
・指数と現物の乖離
が起きやすいのです。
第2章:なぜSQで相場が荒れるのか?
2-1 裁定取引の巻き戻し
機関投資家は
先物と現物の価格差を利用して裁定取引を行います。
SQが近づくと
→ ポジション解消
→ 現物売買増加
→ 値動き拡大
2-2 オプションのガンマ解消
オプション売り手(ディーラー)は
価格変動に応じてヘッジします。
しかしSQで清算されると
→ ヘッジ不要化
→ 市場の安定装置が外れる
→ ボラティリティ拡大
2-3 ピン止め現象
特定価格(例:40,000円)に
価格が吸い寄せられる現象。
これは建玉集中帯で発生します。
第3章:SQとVIXの本質的関係
3-1 VIXとは?
S&P500オプションから算出される予想変動率。
数値が高い=市場が不安
3-2 なぜSQ前にVIXが上がるのか?
理由:
・ヘッジ需要増加
・ポジション解消
・イベント警戒
特にメジャーSQ+FOMC+雇用統計
が重なると急騰します。
3-3 SQ通過後にVIXが急落しやすい理由
清算完了
→ ヘッジ不要
→ ポジション軽量化
結果
👉 ボラティリティ・クラッシュ
第4章:メジャーSQが転換点になる理由
四半期末は
・機関投資家のリバランス
・ヘッジファンドの決算調整
・ETFの組み替え
が集中します。
このため、
高値圏のメジャーSQ
=天井
安値圏のメジャーSQ
=底入れ
になりやすい傾向があります。
第5章:実務チェックリスト
SQ週に確認すること
✔ 日経先物と現物の乖離
✔ オプション建玉分布
✔ VIX水準
✔ 米10年金利
✔ 裁定残
第6章:債券ETFとの関係(2255/2621)
SQ前にVIX上昇
→ 株安
→ 米金利低下
→ 長期債上昇
つまり
リスクオフ初動では
2255/2621が上がりやすい。
しかし注意:
インフレ型ショックでは
VIX↑
金利↑
同時発生もある。
この見極めが重要。
第7章:幻のSQとは何か?
SQ値をその日のザラ場で一度もつけない。
これは
・強いトレンド発生
・ポジションの一方向化
のサインになることがあります。
第8章:2026年相場で意識すべき点
現在は
・AI相場の高値圏
・米金利の方向性不透明
・地政学リスク
この局面では
メジャーSQ+VIX急騰
=転換点
になりやすい。
第9章:実戦売買テンプレ
① VIX15以下+メジャーSQ接近
→ ヘッジ検討
② VIX25超+SQ通過
→ 債券利確
③ VIX急騰+SQ前
→ 無理に動かない
第10章:結論
SQとは
「市場のリセットボタン」
VIXとは
「市場の恐怖計」
この2つが重なると
相場は一時的に歪みます。
しかしその歪みこそ、
投資家にとってのチャンスです。
まとめ
✔ SQは毎月第2金曜
✔ メジャーSQは年4回
✔ 寄り付きが重要
✔ VIXと連動しやすい
✔ 通過後はボラ縮小しやすい
✔ 債券ETFと連動性あり
SQとVIXの関係とバランスを把握しワンランク上の投資をめざしましょう!





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