こんにちは、未来の年金生活者の皆さん!60歳から65歳の期間は、完全な年金生活に向けての重要な準備期間です。この記事では、この5年間で実践できる家計管理のトレーニング方法と、それを実行するためのヒントをご紹介します。
1. 収支のバランスを把握する
まずは現在の収入と支出を正確に把握することから始めましょう。
トレーニング方法:
- 先ずは1ヶ月間、すべての収入と支出を記録する。すべての収支というのがポイントですが難しければとりあえずわかる範囲で。
- 収支をカテゴリー別に分類する。(毎月固定費、毎月変動費、不定期固定費、不定期変動費)住宅ローン、保険、水道光熱費、食費、通信費、お小遣い、旅費、冠婚葬祭費等々。
- 月末に収支バランスを確認し、過不足を分析する。(収入に対して支出を80%~90%であればベスト。)
実行のためのヒント:
- スマートフォンのアプリ(マネーフォワードME)やエクセルシートを活用して、簡単に記録できるシステムを作りましょう。
- 領収書は必ず保管し、定期的に記録と照合しましょう。電子決済(カード払いやタッチ決済)であればマネーフォワードMEに自動登録されますので便利です。
2. 年金シミュレーションを行う
将来受け取る年金額を正確に把握することで、より現実的な家計計画が立てられます。このシミュレーションを定期的に行う事で老後の心配はかなり軽減できるはずです!
トレーニング方法:
- 年金事務所や年金ネットで自分の年金見込み額を確認する。
- 現在の生活費と比較し、不足分を計算する。
- 不足分を補うための貯蓄や副収入の計画を立てる。
実行のためのヒント:
- 市町村で行っている年金セミナーに参加して、専門家のアドバイスを受けましょう。(有料セミナーは避けたほうが良いです。)
- 配偶者がいる場合は、二人分の年金を合わせてトータルで考えましょう。
3. 固定費の見直し
定期的に発生する固定費を見直すことで、大きな節約効果が期待できます。
トレーニング方法:
- すべての固定費(家賃、保険、通信費など)をリストアップする。年齢が上がるにつれて固定費は減少していく傾向にあります。住宅ローン完済、保険が満期を迎え保険料削減、ネットワークやスマホ代の通信費を見直す、お子様が大学卒業で学費が無くなる、大食でなくなる為食費が削減等々固定費は減っていく傾向にあります。増えるのは医療費や趣味に使う費用(旅費など)でしょうか。
- 各項目について、本当に必要かどうかを検討する。
実行のためのヒント:
- 保険や通信サービスは、定期的に他社の料金プランと比較しましょう。保険は基本的に3種類、掛け捨て死亡保険、火災保険(主に戸建てのかた)、自動車保険(自動車持ちのかた)以外は日本国が提供する保険で十分です。
- 使用頻度の低いサブスクリプションサービスは解約を検討しましょう。サブスクは中々解約し難いですが忖度が大事です。
4. 老後の趣味や活動の費用を試算する
充実した年金生活を送るためには、趣味や活動にかかる費用(不定期固定費)も考慮に入れる必要があります。
トレーニング方法:
- 老後にやりたいことリストを作成する。ライフプランシート作成もありではないでしょうか、人生100年時代とするとあと35年~40年以上です!
- 各活動にかかる費用を調べ、月額や年額で試算する。
- 現在の貯蓄計画に組み込む。リスクを回避できる投資計画が出来れば最高です。現金持ちはノーリスクと思われますが時代がインフレに転換した為現金で貯蓄すると試算は減少します。
実行のためのヒント:
- 地域のコミュニティセンターや公民館で行われている無料や低額の活動を探してみましょう。
- 趣味仲間を見つけて、情報交換や費用分担をすることで節約できる可能性があります。
- 社会へ出て人と交わることは生きがいや健康には重要です。
5. 緊急時の備えを強化する
予期せぬ出費(不定期変動費)に備えることで、安心して年金生活を送ることができます。
トレーニング方法:
- 緊急時の想定シナリオを列挙する。(例:病気、自然災害など)
- 各シナリオで必要となる金額を試算する。
- 緊急用資金の貯蓄目標を設定し、計画的に積み立てる。
実行のためのヒント:
- 預金だけでなく、簡単に現金化できる資産も検討しましょう
- 家族や信頼できる人と、緊急時の対応について話し合っておきましょう
まとめ
60歳から65歳の期間は、年金生活への移行を円滑に行うための重要な準備期間です。この記事で紹介したトレーニング方法を実践し、少しずつ習慣化していくことで、安定した家計管理のスキルを身につけることができます。
今更、家計管理?と思われますが年齢を重ねると支出も変化していきます。食費が減ったり、旅行代が増えたりと・・・・
焦らず、着実に。そして何より、将来の楽しい年金生活をイメージしながら準備を進めていきましょう!
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