日本の高配当ETF・投資信託おすすめ3選【2026年版】徹底比較

日本株の高配当投資が注目を集めています。でも「個別株の銘柄選びが難しい」「どれを買えばいいかわからない」という方も多いはず。そんなときに頼りになるのが、高配当ETFや投資信託です。

一本買うだけで複数の高配当株に分散投資でき、初心者にも安心。しかし日本の高配当ETF・投資信託は種類が増えており、どれを選ぶか迷ってしまいます。

この記事では、人気・流動性・実用性の3軸で厳選した3本を徹底比較します。コスト・利回り・NISA対応・分配頻度など多角的な視点で解説するので、ぜひ参考にしてください。

今回比較する3本

数ある高配当ファンドの中から、今回は以下の3本を選びました。いずれも純資産額・流動性・実績の面で高評価を得ているものです。

ファンド名種別コード/購入先
SBI日本高配当株式ファンド(年4回)投資信託SBI証券
NF・日経高配当株50ETFETF1489(東証)
グローバルX MSCIスーパーディビィデンド-日本株式ETFETF2564(東証)

① SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)

どんなファンドか?

2023年にSBIアセットマネジメントが設定した投資信託で、日本株高配当ファンドの中でも爆発的な人気を誇ります。財務健全性が高く、高配当が期待できる日本の上場株式を独自に選定してポートフォリオを組みます。インデックスに追従するのではなく、配当の持続性や財務の安定性を重視した「ファクター型」に近い設計が特徴です。

主なスペック

項目内容
信託報酬年0.099%(業界最安クラス)
分配頻度年4回(3・6・9・12月)
NISA成長投資枠 対応
最低購入金額100円〜(SBI証券)
分配利回り目安約3〜4%(時価による)

このファンドのポイント

  • コストが驚くほど低い:信託報酬0.099%は日本株高配当ファンドの中でトップクラスの低コストです
  • NISAで非課税運用:成長投資枠を使えば分配金も値上がり益も非課税
  • 100円から積立OK:毎月少額でコツコツ積み立てられます
  • 注意点:投資信託のため注文は1日1回。リアルタイムでの売買はできません

② NF・日経高配当株50ETF(銘柄コード:1489)

どんなETFか?

野村アセットマネジメントが運用する東証上場ETFで、「日経平均高配当株50指数」に連動します。日経平均採用225銘柄の中から、予想配当利回りの高い上位50銘柄に等加重で投資するシンプルな構造です。日本ETFの中でも群を抜く流動性(取引量)を誇り、機関投資家から個人投資家まで幅広く利用されています。高配当株の買い増しタイミングを意識しながらETFを使う方法は、こちらの記事も参考にしてください。

主なスペック

項目内容
信託報酬年0.308%
分配頻度年4回(1・4・7・10月)
NISA成長投資枠 対応
売買方法証券取引所でリアルタイム売買
分配利回り目安約3〜4%(時価による)

このETFのポイント

  • 日本ETFでトップクラスの流動性:売買のしやすさは抜群で、スプレッドも小さく安心
  • 価格が透明・リアルタイム売買可能:株式と同様に市場が開いている間はいつでも売買できます
  • 日経平均採用銘柄という安心感:トヨタ・三菱UFJ・NTTなど名だたる大企業が中心
  • 注意点:SBI日本高配当と比べるとコストはやや高め

③ グローバルX MSCIスーパーディビィデンド-日本株式ETF(銘柄コード:2564)

どんなETFか?

米国のグローバルX社が運用する東証上場ETFです。「MSCIジャパン IMIカスタム高流動性高利回りTop25指数」に連動し、日本株の中から高配当ランキング上位25銘柄に絞り込んで集中投資します。3本の中で最も高い分配利回りを誇り、さらに毎月分配という特徴から、定期的にキャッシュフローを得たい投資家に人気です。

主なスペック

項目内容
信託報酬年0.429%
分配頻度毎月(年12回)
NISA成長投資枠 対応
売買方法証券取引所でリアルタイム売買
分配利回り目安約4〜5%(時価による)

このETFのポイント

  • 毎月分配で配当を実感しやすい:毎月口座に分配金が入るので、投資の喜びを感じながら続けられます
  • 3本の中で最も高い分配利回り:4〜5%台の利回りは長期的なインカム収入として魅力的
  • 注意点①:コストは3本中最も高い(年0.429%)
  • 注意点②:組み入れ銘柄数が25と少なく、特定セクターへの集中リスクに注意が必要

3本を多角的に徹底比較

① コスト(信託報酬)比較

ファンド信託報酬(年)評価
SBI日本高配当0.099%★★★★★ 最安
1489(NF日経高配当50)0.308%★★★☆☆ 標準
2564(グローバルX)0.429%★★☆☆☆ やや高め

長期投資では信託報酬の差が複利で効いてきます。仮に1,000万円を20年間運用した場合、0.1%の差でも数十万円単位のコスト差になります。積立を長く続けるほど、低コストファンドのアドバンテージが広がります。

② 分配頻度・利回り比較

ファンド分配頻度利回り目安
SBI日本高配当年4回約3〜4%
1489年4回約3〜4%
2564毎月約4〜5%

「毎月お金が振り込まれる感覚」を楽しみたいなら2564一択です。ただし毎月分配は課税タイミングが増えるため、長期で資産を大きく育てるには年4回分配のほうが複利効果を活かせます。iFreeETF日本株配当ローテーション戦略との比較も参考にしてください。

③ 流動性・売買のしやすさ比較

ファンド売買方式流動性
SBI日本高配当投資信託(1日1回)★★★☆☆
1489ETF(リアルタイム)★★★★★
2564ETF(リアルタイム)★★★★☆

流動性で圧倒的なのは1489です。1日の取引量が多いため、大きな金額でも想定価格で売買しやすいのが強みです。2564は1489と比べると流動性はやや劣りますが、個人投資家レベルでは十分な取引量があります。

④ NISA対応比較

3本ともNISA成長投資枠に対応しています。NISA口座を使えば、分配金も値上がり益も非課税で受け取れます(通常は約20%の税金がかかります)。年240万円まで成長投資枠で非課税投資が可能です。特定口座からNISA口座へ移す方法はこちらの記事が参考になります。

⑤ 組み入れ銘柄の傾向比較

各ファンドはそれぞれ異なる銘柄選定基準を持っています。SBI日本高配当は財務健全性も重視した独自選定、1489は日経平均225採用銘柄から配当利回り上位50社、2564は流動性の高い高配当株上位25社です。

  • SBI日本高配当:JT・三菱商事・ブリヂストン・オリックスなど財務健全な高配当株
  • 1489:NTT・武田薬品・三菱UFJ・KDDI・商社など日経平均の代表的高配当株
  • 2564:配当利回りを優先した上位25社(セクター偏りが生じやすい点に注意)

タイプ別:あなたにはどれが向いている?

あなたのタイプおすすめ
コスト最優先・長期積立したいSBI日本高配当株式ファンド
流動性重視・安心ブランドのETFを選びたい1489(NF日経高配当株50)
毎月の分配金を楽しみたい・高利回り優先2564(グローバルX)
少額から始めたい・NISA積立SBI日本高配当株式ファンド
個別株とETFを組み合わせて分散したい1489 または 2564

「まず1本だけ選ぶとしたら?」という方には、長期積立向きのSBI日本高配当を基本にしつつ、ETFの流動性も欲しければ1489を組み合わせるスタイルが人気です。配当・債券・NISAを組み合わせたポートフォリオ設計はこちらの記事も参考にしてください。

初心者が陥りがちな3つの注意点

① 「利回りが高い=必ず儲かる」ではない

分配金利回りが高くても、基準価額(ETFや投資信託の値段)が下落すれば、トータルでマイナスになることがあります。分配金は「おまけ」であり、投資した元本の価値変動がより重要です。利回りだけを見て飛びつくのは危険です。

② 毎月分配型は複利効果が薄れる

NISA口座で毎月分配型ETFを保有する場合、分配金はNISA口座内なので非課税ですが、毎回分配されることで「複利効果」が薄れます。長期で資産を大きく育てるなら、年4回分配か無分配のファンドのほうが複利効果を活かせます。

③ 特定セクターへの集中リスク

高配当ファンドは金融・通信・商社などのセクターに偏りやすい傾向があります。特に2564は25銘柄への集中投資のため、特定業界の業績悪化が大きく影響する場合があります。株式分割・増配の見極め方も知っておくと、ファンドの中身をより深く理解する助けになります。

まとめ

日本の高配当ETF・投資信託は数多くありますが、人気・流動性・実用性で厳選すると以下の3本が特に優れています。

  • SBI日本高配当株式ファンド:業界最低水準のコスト。積立と長期保有に最適
  • 1489(NF日経高配当株50):日本ETFで随一の流動性。安心の大型ブランド
  • 2564(グローバルX):毎月分配&高利回りで、配当収入を重視する方に最適

NISAの成長投資枠を活用しながら、ライフスタイルや投資スタイルに合ったファンドを選んでみてください。「老後の自分年金を作る」という視点では、老後の自分年金の作り方の記事もあわせてご覧ください。

※本記事は情報提供を目的としており、特定のファンドへの投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でご判断ください。

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